獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~







あっちは神雷にバレないように、ゆっくりと近づいている。



だけど、私は走る。

……バレないように。





ふぅ、と私は静かに息を吐く。



気配を、消さなくちゃ。






昔覚えた、気配の消し方。


覚えててよかった。

こんなところで役にたつなんて。









……大丈夫みたい。

敵は私のことなんて、全く気がついていない。





グラウンドに着き、ナイフを持った男に近づく。


砂埃がたっていて、目が痛くなる。




けど今はそんなことより、あのナイフをどうにかしなくちゃ。




神雷の五人でさえ私には気がつかない。