神雷の五人は、ナイフを持った男の存在に気づいていない。 だったら、私がなんとかしなくちゃ……! 私はもう、神雷の姫なんだ。 守られてるばかりじゃダメだ。 ちゃんと“姫”として、皆を守りたい。 ううん。姫じゃなくたって、怪我を負う姿なんて見たくない、って思うもん。 私は無意識に、駆け出していた。 皆のもとへ。 皆を助けるために。 私は、守られるような存在じゃない。 だったら、守れるような存在になりたい。