「!!」 なんで、ナイフなんか……。 本当は素手のみのはずの喧嘩なのに、いつの間にか鉄パイプや刃物を利用してでも勝とうとする族が増えてきている。 そんなの間違っているのに。 素手で勝つからこそ、本当の実力なのに。 どうやらナイフを持っている男は、敵の仲間のようで、神雷にバレないように接近している。 神雷の五人に、怪我させて、この戦いに勝つつもりなんだ。 ナイフを使って勝ったって、意味ないのに。 「――助けなくちゃ」