獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~








「あー、確か、麻薬を取引してた奴だよね?君。
 殺られて当たり前のことしたのは、君だよ?」






新平さんは、地を這うような低い声でそう言った。


初めて聞く声に、ビクッとなる。






「うっせぇな!
 どうせこの人数相手じゃ、お前らなんて……」









「待たせたな」










敵のトップらしき人の弟の声を遮ってグラウンドに来たのは、



神雷の総長――藍島竜。






風がそっと吹いて、藍島さんの髪がなびく。


その姿だけで、十分な迫力がある。






「その“借り”とやらを返してもらうとするか」







かかってこいよ、と藍島さんは手招きをして、早速戦闘態勢に入った。