え……!






「藍島、さん……?」





ハッ、びっくりしちゃって声出しちゃった!!






「誰だ!!」






やばいやばい。


藍島さんが足音の主だったことに気づき安心したはいいものの、なぜかわからないけどめっちゃくちゃ警戒されてる!!






「あ、あ、あ、あの、わ、私です……」






このままジッとしていてもバレるだけ。


私はそう思い、自ら物陰から身を出した。








「! どうしてお前がここにいるんだ!?」








藍島さんは私の姿を見て、驚いているような焦っているような表情をした。