獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~









『雫のことを詳しくは言えないけど、いつかその理由がわかるから』






ただそう言って、博さんは神雷の洋館から出て行った。



その時の博さんの表情は、とても複雑そうだった。






「もう少し調べてくれるか、瑛士」



「いいけど、多分出てこないよ。ま、もう少し頑張ってみるけどさ」






瑛士はグッと伸びをしてから、自分のノートパソコンを開き、カタカタ…といじり始めた。


瑛士は天才だ。

だから余計、雫を不審に思う。





天才の瑛士がここまで頑張っても、出てくる情報が少ない。


だとしたら、誰かが雫の情報に、ロックをしている可能性がある。







だったら、誰が……。


博さんが?それとも――。