獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~






「多分な」




ここのラインは曖昧だが、きっとあいつの過去が一番ひどい。




瞳の奥が真っ暗で、光をひとつも灯していなかった。


それほどの過去を抱えている証拠だ。







「蒼も見てただろ、あいつのこと」






俺は横目で、蒼のことを見る。


蒼も俺と同じように、あいつを観察していた。








「いまいちわかんねぇんだよな、あの女」







蒼は地面に寝転がり、投げやりにそう言った。



チッ、と蒼は小さく舌打ちをする。








「隠し事が多すぎんだよ、あいつ」