久し振りだからかな。
博の優しい手のひらの温もりが、じわり…と涙を誘う。
「大丈夫、はもう要らないね」
「うん……っ。私を神雷に連れてきてくれて、ありがとう」
この出会いがなければ、私はこんなにも明るくなれなかった。
博に会わなければ、そう思うと怖いし
神雷に会わなければ、こんな楽しい日々を送れなかった。
奇跡のようなこの出会いに、私は救われた。
真っ黒に染まった闇の中でうずくまるだけの私を、温かな光で包んでくれた皆。
こんなに幸せを感じられるのも
自然と笑顔を向けられるのも
全部、皆と出会えたから。
愛の気持ちを、教えてくれたから。



