「じゃあこの洋館で、パーティーしようか」 博がパーティーに賛成すると、早速準備に取り掛かる一之江先生。 行動が早いなぁ。 ……あ! 一之江先生を見て、思い出した。 私が誘拐されたあの日。 ブラックと初めて会ったあの日。 私と話をしていたのは、一之江先生だ。 通りで見たことがあると思うわけだ。 なんで気づかなかったんだろう。 なんて思っていると、博が私のところへ寄ってきた。 「よかったね」 博はそれだけ言って、私の頭を優しく撫でた。