獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~






一之江先生がそう言ったあと、今度は円堂さんが一歩前に出て話し始めた。







「お前らに時々試練を与え、それを通して強くさせたんだ。力も心も」








力だけじゃなく、心も?



そして次は、プールを貸切で貸してくれた高橋さんが口を開いた。








「僕らが神雷を去って、神雷が少しばかり弱くなったことを耳にしました。たとえそれが噂だとしても、そんな噂が流されてしまってはダメだと思いました」









神雷の先代としては、聞きたくないもんね、そんな噂。


きっと、神雷に負けた族が、腹いせにと思って流した噂だろう。




だけど、きっとその噂が彼らを少しだけ不安にさせた。






神雷はこの先、大丈夫かと――。