「案外、あっという間でしたね」 「……さっきから何を言っているんだ?」 何かすっきりしたような言い方をするブラックの一人に、瑛士はそう尋ねる。 けれど、ブラックの奴らは何も返してはくれない。 なんか…… あっちにはもう、闘う気持ちがないみたいな感じがする。 ブラックは、闘う意味はもうないと言っているような……。 「おい、さっきから何の話をしてる」 竜が命令口調で、ブラックの奴らに尋ねる。 竜の声は少しピリピリしていて、私たちの方の雰囲気は少し緊張気味だ。