「私、紅組の娘ってわかったんでしょ?なのにどうしてそんなこと……」 驚きと困惑と混乱。 そんな感情で、頭も心もいっぱいになる。 私はきっと、神雷の皆に負けないくらい強い。 それは、紅組を幼い私が滅ぼしてしまうほど。 なのにどうして? そんな強い私を、どうして今も守ろうとするの? 私が好きだから? 私が姫だから? 私は守られるような人間じゃない。 赤で染まってしまった手をしている私を、かばってくれるなんて……。 ねえ、どうして?