獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~






お礼を言いたくてたまらなかった。



気持ちを伝えたくて。


この溢れそうな愛を。






「どうしてここに……。捕まってたんじゃ……」






私の元へと駆け寄ってきた皆。


瑛士が、私にそう尋ねた。






「まさか倒しちゃったの!?」






郁人がそんな予想を口にする。


私は「違うよ」と笑いながら首を振った。






「……放してくれたの」






信じてはくれないと思うけど、私を捕まえたブラックの人はとても優しい人なんだよ。


私の言葉を聞いた皆は、信じられないとでも言うかのように、目を丸くしていた。