獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~





私は小さく頷いて、深く深呼吸を繰り返す。





もういいんだよね。解放しても。


長い間封じ込めていた、本当の自分。





そして、強大な怪物のような力。







守られる側なんて、しょうに合わない。


どうせなら、お姫様より、仲間のように肩を並べて闘いたい。








「ありがとう、――」




私があの人の名前を出してお礼を言うと、ブラックの一人は私から体を離した。


やっぱり、そうなんだね。




顔が隠れているのに、微笑んでいるように感じた。






「じゃあ、行ってくるね」





私は軽くストレッチをしてから、久々の感覚を取り戻しつつ、歩き出した。



本当の私を知ってもなお「守る」と言ってくれた神雷への恩返しをするつもりで、私はブラックがいるところへと向かった。