見晴らしがよくて、風が気持ちいい。 屋上に続く重い扉が閉まる音が聞こえるのと同時に、私はグッと腕を伸ばす。 行き先って屋上だったんだ。 ここでランチでもするのかな。 「ここで昼休みを過ごすのが、俺らの日課なんだ」 小泉さんはそう言って、「こっちだよ」と私を呼ぶ。 屋上の右隅に呼ばれ、私は駆け足でそこへ行く。 「雫ちゃん、隣どーぞ」 新道寺さんは、笑顔で隣をポンポンと叩く。 私はお言葉に甘えて、隣に座ることにした。 「さてと」