続々と書斎に集まる人。
どうやら、家の中にいた人全員が来たらしい。
私の家・紅組にいる人は皆、とても強い。
極道の家だと、嫌でも裏の世界の情報が手に入る。
世界トップクラスの実力を持つ暴走族と紅組の下っ端どもを闘わせたら、きっと紅組が勝つくらいだ。
それほど、裏の世界にいる人たち全員の実力を知っていても、紅組は他のヤクザなんかよりも格段に強い。
これは手ごわそうだ。
だけど、今の私は幼い子供なんかじゃない。
れっきとした、紅組の娘だ。
『かかってきなよ』
――私は絶対に、死なない。
私はあんたたちなんかに、殺されたりしない。



