だけど藍島さんは、ニコリともせずに表情を変えないで、すぐに視線を逸らした。 ……あれ? 庇ってくれたわけじゃ、ないのかな? ただの思い込み? 藍島さんがただ、「うるさい」って感じたから? ……うわぁ。だったら、勘違い甚だしい!! 自意識過剰すぎでしょ、私。 恥ずかしさに、私の耳は赤くなっていく。 「どうかした?雫ちゃん」 「い、いえ、なにも」 私の耳の赤さに気がついたのか、新道寺さんが聞いてきたけど、私は平然とした顔でそう言った。 少し歩いて、たどり着いた先は―――屋上。