『な、なんだその目は……!』 お父さんは一瞬怯えた表情を見せた。 しかしすぐに、私の首を掴む手の力をさらに強める。 ダメだよ、お父さん。 一瞬でも隙を見せちゃ。 お父さんが教えてくれたんじゃない。 相手が隙を見せたなら 迷わず攻撃をするように、って。 ――ドカッ!! 私はお父さんにできた隙を見逃さなかった。 苦しくなった息なんて気にせずに、私は何もされていなかった足を使った。 そう、片足を振り上げ、お父さんの顎へと命中させたのだ。