お父さんは今までかけていた電話を切り、私へと近づく。
お父さんの表情は、ニンマリと笑っていて、不気味だった。
『どうして、私にその計画について教えてくれたの?』
『お前にならいいと思ったんだ』
『どういう意味?』
『今、俺がお前を殺すからな』
そう言ったお父さんは、私の首を片手で握り締めた。
ゆっくりと私を持ち上げるお父さん。
足が床から離れた。
『……っ、』
『せっかく雫はまだ小さいから、売るのはやめたんだがな。残念だったな』
お父さんの高笑いが、嫌に耳の奥まで響く。
うるさい。
息が苦しいが、まだ動ける。



