『ニュース?あぁ、そんなものいずれ消えるさ』 お父さんの声が、だんだんと低くなっていくのがわかる。 お父さんの裏の顔。 悪魔のような考えを思いついてしまった、黒幕の姿。 ……返してよ。 私の“お父さん”を返して。 私の大好きな家族を、返して……! 気配を消して隠れていたが、もうどうにもできない殺気がついにこぼれてしまった。 瞬間、その殺気に気づいたお父さんが、 『誰だ!?』 と扉の方を睨みながら叫ぶ。 私は負けじとお父さんを睨みながら、静かに扉を開け、姿を見せた。