獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~







残されたのは、お父さんと私だけ。



たった二人になっちゃった……。





紅組には下っ端のやつらが大勢いて、毎日一生懸命探してくれていた。


しかし、見つかりはしなかった。





私も朝と放課後、街を走って探したけど、お母さんと夜月の姿はどこにもない。






『ただいま……』



家に帰っても、シーンとしている。


静けさが、虚しくなって、苦しくなった。






どうして帰ってこないの?二人共。



さみしいよ……。







お父さん、どこだろう。


いつもならリビングで私のこと待ってくれてるのに。




お母さんがいなくなったあの日から、お父さんがおやつを準備してくれていた。