残されたのは、お父さんと私だけ。
たった二人になっちゃった……。
紅組には下っ端のやつらが大勢いて、毎日一生懸命探してくれていた。
しかし、見つかりはしなかった。
私も朝と放課後、街を走って探したけど、お母さんと夜月の姿はどこにもない。
『ただいま……』
家に帰っても、シーンとしている。
静けさが、虚しくなって、苦しくなった。
どうして帰ってこないの?二人共。
さみしいよ……。
お父さん、どこだろう。
いつもならリビングで私のこと待ってくれてるのに。
お母さんがいなくなったあの日から、お父さんがおやつを準備してくれていた。



