恐い。 どうして人が死んでるの? 震える手。 その震えが治まってほしくて、その手のひらを見る。 ……血…………。 吐きそうになって、その手を見るのをやめる。 赤で染まった私の手のひら。 嫌だ。嫌だ。 気持ち悪くて仕方ない。 すると、私の前に誰かがいる気配がして、前を向く。 そこには、私の見知った誰かがいた。 殺さなくちゃ。本能的にそう思ったけど、理由はわからない。 その“誰か”の顔は、暗くてよく見えない。 ――そんなところで、予知は終わった。