獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~







そんな普通とは少しずれた家で、私は家族と幸せに生活していた。





お父さんの稽古のおかげで、幼い私にも力がついてきたし


お母さんのおやつは美味しいし、何より優しいし


夜月は私の勉強をたまに見てくれたり、ショッピングに付き合ってくれたりするし





自慢の家族だった。


普通とは違くても、幸せだったんだ。








小学校では、私は友達ができなくて、いつも一人だった。



当然だけど。

だって、私は紅組の娘。関わりたくないに決まってる。





生徒も先生も、私から距離をとっている。


近づきたくない。怖い。

そんな感情が見え見えで、とても居づらい。






だけど家に帰ると、皆笑顔で私に接してくれる。


平穏な日々。



大好きな家族と過ごせている“今”が、幸せに感じた。