【ある策士side】





今日も夜が訪れた。


街は闇に包まれる。




空には数え切れないほどの星が輝き、闇に包まれた世界を照らす。






ある策士の家の一室。


ある策士を含めた五人が、何かを企んでいた。







「そろそろ最後のミッションといこうか」




ある策士が欠けた月を見ながら、呟くように言う。






「やっと最後か~」



一人の男が、ニヤリと口角を上げながら言う。







ブラックのメンバーでもある五人。


その五人は、いわゆる幹部のような役割があるらしい。