その蓋を開けたのは、竜。 竜が優しく開けてくれた。 瞬間、溢れ出したのは、愛しい人への大きな愛。 気づかぬうちに育まれていた、初めての恋。 「私も竜のこと……」 ――あれ? 言おうとした言葉を、呑み込む。 いいのかな?このまま言って。 いいのかな?私が幸せになって。 今でも十分幸せなのに、これ以上幸せになってもいいの? あんな過去を、罪を背負っている私が、両思いという幸せを感じてもいいの? 許されるの?