「この鈍感」 竜は頬杖をつきながらそう言った。 ど、鈍感!? なんで今そんなこと言われなくちゃいけないの!? 「わかれよな、これくらい」 「だ、だって…わかんないんだもん」 仕方ないじゃん。 私は布団を口元まで持ってきて、少しだけ顔を隠しながら言った。 「何が違うの?」 私が尋ねると、竜は頬杖をやめて私のことをジッと見た。 ……な、何? 胸の奥がドキドキ高鳴ってうるさい。 鼓動の音が、頭にまで響く。