獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~









「竜、話してくれてありがとう」








雫はそう言って、俺の手をさらに強く握り締めた。


優しい雫の温もりが、肌に直接伝わってくる。






俺の過去を、雫はいとも簡単に受け止めてくれるんだな。







「行こ、竜!屋上で皆が待ってるよ」





そう言って、雫は俺の手を引っ張る。






……本当は、もう少し二人きりがいいんだけど。


しょうがねえ。

今日は行ってやるか。





今日は、な。






「どうしたの?竜。早く行こ?」