獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~








「でも、今は皆がいるから」



「あぁ、そうだな」





「また大切な人ができて、そばにいられて、すごく嬉しいの」








えへへっと可愛らしく笑う雫を見て、俺も目を細めて微笑む。







雫が近くにいると


心を縛っていた過去の存在が、少しだけ小さくなり、過去という名の鎖が緩くなる。





だから余計思うのかもな。


雫は大切だって。守りたいって。







心の底から、愛しいと。







たとえこの先の運命が、雫と離れなくてはいけないものだとしたら


俺は必死にその運命に逆らって、雫の手をつかみ、二度と離さないだろう。