「こら、そこ!うるせぇぞ!!」 騒ぎすぎてしまったのか、一之江先生に早速怒られてしまった。 その声に、皆はすぐに静かになる。 やっぱり先代だから、一目置いてるのかな? 「あとでもっと、雫ちゃんのこと教えてね」 コソッと私の耳元で、新道寺さんがそう囁いた。 新道寺さんの方を向くと、ニコッと笑顔を向けてくれた。 私のこと? 特に話すことなんてないけどな……。 いや、話せないことが、多いんだ。 私は少し戸惑いながら、「はい」と頷いてみせた。 ……やっぱり、作り笑顔、難しいな。