『結構吹雪いてきたな』
雪合戦も中盤。
正義が、風が強くなってきたことに気づき、一旦雪合戦を中断させて言った。
『そうだな……』
最近は吹雪の日が多くなってきた。
テレビのニュースでは、異常気象だと騒いでいる。
『だけど……こんな吹雪で負けを認めるお前じゃないよな?』
俺は雪玉を作りながら、正義に挑発をする。
すると正義は、ニヤッと口角を上げた。
『当たり前だろ?』
正義も俺と同じように雪玉を作り始め、そう言った。
俺と正義は、まるで兄弟のような、ライバルのような、互いに互いを刺激し合える関係だった。



