「そっか~。A組は才能がないと、入れないもんねぇ。 なんの才能があったのー??」 新道寺さんが、身を乗り出して聞いてきた。 どうしよう。 これくらいは、ちゃんと言ったほうがいい……よね。 たくさん隠し事してるけど、せめてこれくらいは。 「よ、予知、です」 ポツリと、小さな声でそう言った。 誰とも目線を合わせないで、目を伏せながら。 信じてくれるのかな? …………あれ? 返事がない。 静かに流れた沈黙を不思議に思って、目線を上げると、皆目を丸くしていた。