竜の姿は………屋上にもなかった。 どこにいるの?竜。 竜がいないことに、ここまで淋しさを感じるなんて。 どうしちゃったのかな、私。 「雫ちゃん、大丈夫?」 昼食を取っている時。 箸が止まっていた私に、新平が声をかける。 「う、うん。大丈夫」 ハッとして、私はとりあえず笑顔を作る。 ボーッとしちゃってた。 竜のあの表情が気になって、心配になって、胸の中がモヤモヤする。 「……竜なら」 「え?」 「竜なら、多分あそこにいるよ」