獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~








――ドカッ、ドカッ!



竜は敵に攻撃させる暇も与えないくらい、殴り続けた。






「……竜」



ポツリ、と私は竜の名を呼ぶ。





お願い、もうやめて。







“あの日”の、“あの事件”の、


私自身を見ているかのようで、嫌になる。



罪悪感でいっぱいになる。





私のような姿に、なって欲しくない。

私と同じような罪を、背負ってほしくない。





震える手足を無理やり立たせて、私は周りが見えていない竜に近づく。







「「雫ちゃん……!?」」


私のそばにいてくれた郁人と新平は、私の行動に驚く。