そしてついに、敵のリーダー以外は全滅。全員やられてしまった。
敵だって決して弱くはなかった。
だけど、竜は一人で倒してしまったんだ。
……竜のこの力は、一体どこから………。
仲間を守りたい。
その気持ちだけで、自分の奥底に溢れていた力をここまで引き出せるものなの?
もっと、何か強い気持ちが、その眠っていた力を覚ましたのだろうか。
敵のリーダーは、一歩竜が近づくたび、一歩恐れるように後ずさる。
けれど竜は、そんなことを気にもせず、ライオン並の威圧感と迫力を武器に、殺伐としたオーラを出しながら、リーダーへと足を進める。
リーダーに近づいた竜は、敵の頬に拳をぶつけた。
ビュッ、と竜が拳を動かした時、音が鳴った。
高速かつ、正確に敵を倒す。
その拳の威力は絶大だ。
竜の瞳は、怒りで満ちていた。



