獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~





新平が、眉を下げながら、竜を不安げな瞳で見ている。



私と同じだ……。





竜は私と同じように、傷つく姿が嫌いなんだ。







自分はどうなってもいい。


だけど大切な人には、笑顔でいてほしい。




その気持ちは、私と全く一緒だ。








静かに、竜は一歩また一歩と、神雷を狙う集団に近づく。


たったひとりで、あの集団を倒そうとしているの?






狙った獲物を逃がさない。




獣の中の王・ライオンは、いつだって完璧にひとりでなんでもこなせてしまう。


だから、ひとりで背負い込んでしまう。






竜の怒りを間接的に感じた私は、ただただ竜が進むたび、不安になった。


仲間を大切にする王が、暴走しないかどうか……。