「「雫ちゃん、大丈夫!?」」 郁人と新平が、倒れている私に駆け寄りそう声をかけた。 私はヒリヒリ痛む膝を抱えながら、上半身を起こす。 「私は大丈夫」 私はそう言って、ぎこちなく笑う。 二人はまだ心配そうな表情をしていたけど、私の笑顔を見て、ホッとしていた。 「竜のあの表情って……」 私が心配なのは、竜だ。 竜のあんな恐い表情、初めて見た。 どうしてあんな表情をしているの? 「竜は、仲間が傷つくところを見たくないんだ」