獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~








「「雫ちゃん、大丈夫!?」」







郁人と新平が、倒れている私に駆け寄りそう声をかけた。



私はヒリヒリ痛む膝を抱えながら、上半身を起こす。





「私は大丈夫」





私はそう言って、ぎこちなく笑う。


二人はまだ心配そうな表情をしていたけど、私の笑顔を見て、ホッとしていた。






「竜のあの表情って……」






私が心配なのは、竜だ。


竜のあんな恐い表情、初めて見た。




どうしてあんな表情をしているの?








「竜は、仲間が傷つくところを見たくないんだ」