自分が傷つくことには、慣れてる。 だけど、周りが傷つくのは嫌だ。 「雫!!」 すると、横から声が聞こえ、痛みに耐えながらそちらの方を向く。 そこには、神雷の皆がいた。 「何やってんだ、てめぇ」 蒼が、カバンを道の脇に投げて、一歩進む。 豹の怒った瞳が、神雷を狙うこの集団に向けられる。 「雫ちゃんを返せ」 いつも冷静な瑛士が、眉間にしわを寄せて低い声でそう言う。 ごめんね。また、心配かけちゃったね。 私は、大丈夫だから。