「嫌に決まってるでしょ!」
私は腕を振り払おうとしたが、グッとさらに強く腕を握られた。
本当は振り払えるんだけど、ここで振り払えば、変に思われてしまう。
私はそう思い、振り払うのをやめた。
だが、その行為が抵抗するのをやめたことだと思ったらしく、ニッと笑う奴ら。
「俺ら神雷が嫌いなんだよねー。トップのやつらって、ぶっ潰したくなんの。わかる?この気持ち」
わからないし、わかりたくもない。
いきなり話しだした私の腕を掴んでいる、腕にドクロのタトゥーを入れたこいつ。
どうやらこいつが、この集団をまとめているリーダーみたいだ。
「神雷がここに通っているって情報がわかって、やっと潰せるチャンスが来たって思ってねー。早速来たってわけよ」



