「へ~、写真よりずっと可愛いじゃん」 パーカーを羽織った奴が、私をジロジロ見ながら言う。 可愛くないし。 そんなお世辞いらないから。 「な、何か用ですか……?」 カラフルな頭。 耳にはいくつものピアス。 どっからどう見ても不良だ。 朝早くからわざわざ学校まで来て待ち伏せとは、どういうこと? 神雷が来るのを待ってるの? 「姫を守る神雷の騎士たちは、まだなの?」 私の周りを見ながら、一番多くピアスを付けている奴が聞く。 私は「いませんが」と、睨みながら答えた。