「――はい、終わったよ」 「サンキュ」 ああ、嫌な過去思い出しちまった。 気持ち悪さが、胸に残る。 「……大丈夫?顔青いけど」 雫が俺の顔に触れようとする寸前で、手を止める。 「さすがに、顔とかは触れられたくないよね」 気まずそうな表情をしながら、雫は俺から手を離す。 ……普通は、そうだよな。 女嫌いの俺にとって、女に触れられたら気絶しちまう。 けど、手当てされるとき、別に異常はなかった。 逆に少し胸のあたりが高鳴って………って、そんなことはどうでもいいんだよ!!