俺は女を睨んだ。
目尻に溜まった涙には、悲しみと憎しみと怒りが溜まっている。
『蒼くん……?』
女は俺の目を見て、一歩後ずさる。
『……嫌いだ。お前なんて、女なんて、いなくなればいい。
父さんを殺したお前は、死ねばいいんだよ』
地獄に堕ちればいい。
そしてそのまま、地の果てまで堕ちればいい。
お前なんて……人類で一番最低な人間だよ。
そして、女は逮捕された。
火が消されてから、家の中からひとりの死体が発見された。
その死体は、すぐに父さんのものであると判明。
父さんは、苦しみながら死んでいた。
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