警察と救急車と消防車。 車がたくさん家の前に並ぶ中、俺は消防隊員の人に「近づくな」と注意されていた。 止めるなよ。 中に、父さんがいるんだ。 行かせてくれよ。 助けさせてくれよ。 『……蒼くん』 『!』 すると後ろから聞きたくない声が聞こえ、俺は恐る恐る振り向く。 そこには、ニンマリと不気味に笑った幹子さんがいた。 『これで一緒になってくれるよね?』 なんて奴だ。 まさか、家を燃やしたのは……。