父さんは新聞記者をしていて、家に帰ってくるのが遅いときが多かった。
だから夜は、ほとんど幹子さんと二人きり。
……緊張すんな。
まだ幹子さんがこの家にいることに慣れていないせいか、少し居心地が悪かった。
これからはこの人も家族。新しい母親なんだ。
早く慣れないと。
『蒼くんって、その髪染めたの?』
『あ、あぁ……なんとなく』
ある日の夕食。
父さんはその日も仕事でいなかった。
中学の頃からこの金髪で、目つきが悪く、早くも先生から目をつけられていた。
ま、俺には関係ないけど。
双雷の下っ端として活動している今、別に先生とか近所の人の目とか興味なかった。



