しかし、待っていたのは幸せなんてものじゃなかった。
笑顔溢れる未来なんて、存在していなかったんだ。
『初めまして、蒼くん』
次の週、初めて父さんの再婚相手と会った。
父さんの再婚相手の幹子【ミキコ】さんは、まだ30歳くらいで、父さんみたいな人で本当にいいのか不安になるくらい美人だった。
『よろしくお願いします』
『こちらこそよろしくね』
母親、というよりは姉貴みたいな存在になりそうだ。
そう思っていた。
それから父さんと幹子さんは入籍し、俺と父さんとで暮らしていた一軒家に、幹子さんが引っ越してくることになった。
その日から、三人での生活がスタートしたんだ。



