父さんから離婚すると聞いて、俺はやっとか、と正直思った。
それが、7年前。
しかし、再婚の話はさすがに驚く。
『いつだよ』
『来週、かな』
『はやっ』
いつの間にそんな人ができていたんだか。
父さんは厳しいというよりは、少しのんきな人だ。
根っからの仕事人間、ってわけじゃないし、なんだかんだ、そこらへんの女より女子力は高い。
料理も裁縫も得意で、ヘラヘラ笑っている優しい人。
時々、変なサービスとか詐欺とか合うんじゃないかってくらいのお人好しだ。
そんな父さんが、再婚。
父さんが幸せになってくれるなら、とすぐに了承した。



