獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~






「藍島さん?」



「っ!……なんでもねぇ。
 つか、あちぃ。何度あるんだ?今日」





藍島さんはわかりやすく話をそらして、太陽に手をかざしながら言った。


どうでもいいことを呟いてたのかな。






私は気づかなかった。


藍島さんの目が一瞬だけ、太陽から私へと向けられていたことに。








気づかなかったんじゃないのかもしれない。


気づきたくなかったのかもしれない。





……この関係を崩してしまうことを恐れて。












――体育祭はいよいよ終盤。


最後の競技は、男子100Mリレー!