獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~










まるで豹みたいだ。



自由主義で、自分が感心を抱いたものにしかなびかない、そんな野獣。


つかみどころがない、気まぐれさん。




だけど心の奥深くで、メラメラと熱意を沸かせていて、負けず嫌いで、強さに絶対的な執着がある。







そんな豹みたいだ。


瀬戸川さんのその態度に、私はそう思った。








「……何ジロジロ見てんだ」




しまった。つい凝視してしまった。


私は慌てて目をそらす。





人の目に敏感な、豹。


獣のようなそのオーラに、私は見とれてしまっていたのかもしれない。






瞬間、強く吹いた風に私は髪を抑えながら、予知で見たあの映像を一瞬だけ忘れた。