大切にしよう。 心からそう思った。 博が初めて私にくれたプレゼントだから。 「……大切なんだね、そのタオル」 「これ、博からのプレゼントで、宝物なんだ」 「――なんか妬けちゃうな」 「焼ける?日焼け止め貸そうか?」 「そっちの“やけ”じゃなくて………、まあいいや。戻ろうか」 私はタオルをギュッと優しく握りながら、グラウンドへ戻った。 少しだけタオルから博の香りがする。 博がすぐ近くにいるみたいで、顔がにやけた。 ……博に会いたい気持ちを、抑えるので必死になった。