「……好きだよ」
あなたたち、私たちのこと何も知らないじゃん。
なのに知ったかぶっちゃってさ。
私はちゃんと、神雷の皆のこと好きだよ。大好きだよ。
私のことを、……私なんかのことを姫として大事にしてくれて、守ってくれて。
私に光をくれた皆のこと、大好きだよ。
あなたたちの「好き」は恋愛感情で、私の「好き」は恋愛感情ではないけど、
だとしても「好き」の重さは、大きさは、私のほうが断然大きいよ。
「ちょっと一緒にいる時間が長くても、神雷の皆様はあんたのことなんてなんとも思ってないわよ、きっと!!」
顔を歪ませながら、派手な女の子はそう強く言った。
たとえそれが本当だとしても、私は離れたりなんかしないよ。
絶対に。



