獣★愛~最強ケダモノ男子の溺愛姫~








――パンッ


ピストルの音が、グラウンドに響き渡る。







私はピストルの音が響いた瞬間、駆け出した。


風が、気持ちいい。




なにも考えなくていい時間。


ただひたすら、前へ走ればいい。








そんな単純な世界なら、どれだけよかっただろうか。










「はぁ、はぁ……」



気づいたら、走り終えていた。




もちろん一位でゴール。


時間があまりにも短く感じて、少し拍子抜けしちゃった。




もう……終わっちゃった。